Q & A

Q5 予防接種を受けたくないという従業員もいて、全員を対象とした事業所内接種の導入は難しいと感じているのですが。

A5

予防接種を受けることは、あくまで個人の意思決定によるものであり、強制はできません。感染症予防に関する啓発等を行うことで、企業内で接種を行いやすい環境の形成を目指しましょう。

従業員への福利厚生として、予防接種施策の導入に企業が取り組むことには、

・従業員を感染から守る、

・職場での集団感染発生という企業リスクを低下させる、

・社会へ感染を拡大させないという企業の社会的責任を果たす

といった観点で、大きな意義があります。

 しかしながら、様々な理由から予防接種を受けたくないという人はいます。まずは本人に理由を尋ねて、必要に応じて産業医等にも相談するとよいでしょう。

 いずれにせよ、予防接種を受けることについて、企業が従業員に強要することはできません。企業としては、感染症予防に関する啓発を日頃から行い、予防接種希望者には接種しやすい環境を整えておくことが大切です。

 予防接種を受けるかどうかの選択は、あくまで従業員個人の自由であることを認識し、その意思を尊重してください。


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