Q & A

Q8 風しんの第5期定期予防接種※に企業が対応するためには、どのようにすればよいですか?

A8

職場健診を依頼している医療機関に、追加で抗体検査や接種の実施について相談してみてはいかがでしょうか。

企業が抗体検査・ワクチン接種を受託医療機関に依頼する方法には、

・特定の医療機関に委託(抗体検査・ワクチン接種委託先を企業が指定)する場合

・社内診療所で実施する場合

・複数の医療機関に委託(抗体検査・ワクチン接種委託先を従業員が選択)する場合

などのパターンがあります。1)

 また、抗体検査のみを企業の契約する医療機関で実施し、予防接種は個人の選択した医療機関で実施するなどの方法も考えられます。いずれにせよ、企業と従業員個人にとって最も効率的な風しん第5期定期接種の実施方法を検討し、決定することが企業内担当者の最初の仕事と言えるでしょう。

 風しんの第5期定期予防接種について、厚生労働省から企業に対し、定期の健康診断時に風しんの抗体検査を受けられるように協力を呼び掛けています。厚生労働省は、対応推進策として、大企業、中小企業、自営業等、各企業の形態別に対策を提案しています。こちらの内容も、対応の参考になるのではないでしょうか。

厚生労働省 風しんの追加的対策について |対策促進案

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/index_00001.html

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トピックス 風しんの第5期定期予防接種

第5期定期接種の対象である昭和37年度~昭和53年度生まれの男性には、厚生労働省が市区町村を介して、
 風しんの抗体検査と予防接種を無料で受けられるクーポン券を配布しています。男性はこのクーポン券を
 利用できる全国4万箇所以上の医療機関(受託医療機関)の中から任意に1つを選び、そこで、
 まず抗体検査を受けます。その結果「十分な量の抗体がない」すなわち「風しんへの免疫がない」と
 判定された場合は、改めて予防接種を受けることになります2)



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